好きな曲が流れてきて、スマホを持つ手が止まりました。今夜の歌枠は、いつもより少し静かな雰囲気。最後の音が消えたところで、ひと言だけ感想を送ろうとします。
気持ちが先に、指があとから

送った直後に気づく、予想外の文字の並び。よりによって、今いちばん伝えたかったところでした。流れていくコメントを見つめながら、急いで打ち直します。
ちゃんと、届いていた

笑い声は短く、配信はすぐに次の曲へ。訂正を送るまで少し熱かった頬も、イントロを聞いているうちに落ち着いてきました。
今度は、画面のこちらでも

今度は送信する前に、文字をひとつずつ確認しました。それからスマホを机に置いて、小さく手をたたきます。この音は向こうには聞こえないけれど、今夜はそれも、なんだか楽しいのでした。
※VTuberとリスナーの日常をイメージした創作です。実在の人物・団体や特定の配信を描いたものではありません。漫画は生成AIを活用して制作しています。