Twitchが“ライブ配信巻き戻し機能”を導入
まずは一部ユーザー向けに提供開始

Twitchは2025年9月26日、ライブ配信中にそのまま巻き戻して
再視聴できる新機能を正式に導入しました。
既存の方法では、配信の途中を見逃した場合は配信者の動画(Videos)に
移る必要がありましたが、この新機能により、
視聴中の画面上から直にシーク操作が可能になります。

現時点では 全ユーザー対象ではなく、一部ユーザーに限定して提供されています。
具体的には、Twitch Turbo加入者または
チャンネルをサブスクライブしているユーザーにこの機能が開放されています。

将来的にはこの巻き戻し機能をすべてのユーザーにも拡張し、
モバイル版への対応も視野に入れているとのことです。

なぜこの機能が重要か?視聴体験の変化に注目

見逃しを補える視聴の自由度

ライブ配信をしていて「ちょっと席を外した」「トイレに行きたかった」などの
瞬間があっても、巻き戻し機能があることで部分的に見逃しを補えるようになります。

アーカイブに戻りづらい環境に対応

通常、ライブ中に過去部分を観たい時は
配信者のチャネル動画一覧から探す必要がありましたが、
この巻き戻し機能はその手間を減らします。

広告や配信者の意図との兼ね合い

ただし、Twitch側は巻き戻しが広告視聴を回避する手段と
ならないよう制限を設けており、機能の展開には慎重さを見せています。

背景として見る Twitch の意図と日本での動き

✔Twitch は 2025年に「2025年の計画」を公開しており、
プラットフォーム改善やユーザー体験向上を重視する姿勢を示しています。

✔日本国内においては、Z世代(16~25歳)を対象とした視聴傾向調査で、
「ライブ配信はリアルな“つながり”・チャットでの交流目的で視聴する」
という傾向が強いことが明らかになっています。

✔この動きは、Twitch が“視聴体験の快適性とコミュニケーション性”の
両立を狙っていることを示すものとも考えられます。

まとめ

・Twitch は 2025年9月26日、新たに「ライブ配信巻き戻し機能」を導入。
・現状Turbo加入者または視聴中チャネルのサブスク加入者限定で利用可能。
・提供はまず ウェブ版 からで、モバイル版への拡張も予定。

今後、巻き戻し機能が全ユーザー・全デバイスで使えるようになるかどうか。
この進展がTwitchの使いやすさと視聴スタイルに
どのような影響を与えるか、引き続き注目したいところです。